sleep復帰時のclock安定化待ちとは?
H8のマニュアル読んでいたら以下の文章が。
ソフトウェアスタンバイモード(clock停止するモード)の解除について以下の記述。
「NMI、IRQ2 ~IRQ0 割り 込み 要求 信号が 入力 され ると 、ク ロック の発 振が 開始 され 、SYSCR の STS2~STS0 ビットによって設定された時間が経過した後、安定したクロックが本 LSI 全体に供給されて、*ソ フトウェアスタンバイモー ドは解除され、割り込み例 外処理を開始します。」
すぐにclockは安定しないらしい。なんで?
以下に関係ありそうな記事。
FAQ 1008974 : クロック発振安定時間(Clock Oscillation stabilization time) – ルネサス エレクトロニクス株式会社
水晶振動子、セラミック振動子を用いて作られた発振回路は、発振成長期間というものを経て安定した発振になるらしい。
発振成長期間中は以下の2点の特徴がある。
- 振幅が小さい
- 高周波の成分がかなり多く含まれている
- つまり、ノイジーなギザギザした波形になるということ。
これにより、マイコン動作のためのclockの規格を満足できない。
疑問
なぜ、高周波成分が多く含まれていると、ダメなの?